ドラちゃんのおへや

テレビアニメについて

ドラえもんの歌

 主題歌・挿入歌など、アニメ「ドラえもん」の歌の数々を紹介するコーナーです。オープニング・エンディング主題歌は、歌に付いたアニメーションについても触れています。曲の紹介については管理人の主観が入っておりますが、ご容赦下さい。

PART1.主題歌

ドラえもんのうた 作詞/楠部工 補作詩/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子(セリフ:大山のぶ代)
 初代オープニング主題歌(使用期間:1979年4月2日〜1992年10月2日)。歌詩はシンエイ動画で社内公募されて、当時の社長の息子だった楠部工(たくみ)氏の詩に決まった。OPアニメーションは3種類ある。また、日曜・金曜日の30分番組の他に、10分帯番組の初代オープニング主題歌(使用期間:1979年4月2日〜9月29日)としても使われた。こちらは、放送時間の都合で前奏はカットされており、「アンアンアン」以降の繰り返しもない。
 映像は、セル・レンタルの各種DVDに収録されているが、なぜか3代目OPアニメーションのバージョンのみ歌が山野さと子版に差し替えられている。

ぼくドラえもん 作詞/藤子不二雄(藤子・F・不二雄) 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代・こおろぎ'73
 10分帯番組の2代目オープニング主題歌(使用期間:1979年10月1日〜1981年9月26日)で、原作者の藤子・F・不二雄先生自らが手掛けた独特の詩が楽しい。OPアニメも「ムードもりあげ楽団」を指揮するドラえもんや、今ではミニドラと間違えられそうな「七色ドラ」の行進など、詩の内容にふさわしいドラづくしのにぎやかさだった。映像は「ドラえもん タイムマシンBOX 1979」でノンクレジット版が初収録された。

ドラえもんのうた 作詞/楠部工 補作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /山野さと子(セリフ:大山のぶ代)
 30分番組版の2代目オープニング主題歌(使用期間:1992年10月9日〜2002年9月20日)。大杉久美子版を尊重して引き継いだ感じで、編曲もほぼ同じ。ドラえもんのセリフは新録されている。テレビでの登場に先駆け、映画では1989年公開の「ドラえもん のび太の日本誕生」から、この曲が使われていた。テレビ版のOPアニメーションは2種類ある。

ドラえもんのうた 作詞/楠部工 補作詞/ばばすすむ 作曲/菊池俊輔 編曲/岩戸 崇 /東京プリン(セリフ:大山のぶ代)
 30分番組版の3代目オープニング主題歌(使用期間:2002年10月4日〜2003年4月11日)。東京プリンがロック調で歌っており、大杉久美子版や山野さと子版とは異質な印象を受ける。なお、2002年内は放送では3番が使われていたが、2003年より1番になった。また、当初の放送では歌手名を隠して「東○プ○○○」と表示されており、誰が歌っているかがクイズとして番組内で出題された。

ドラえもんのうた 作詞/楠部たくみ 作曲/菊池俊輔 編曲/金子隆博 /渡辺美里(セリフ:大山のぶ代)
 30分番組版の4代目オープニング主題歌(使用期間:2003年4月18日〜2004年4月23日)。東京プリン版に続く、「ドラえもん」テレビ放送25周年記念企画の一環で登場した。女性による歌唱という点では大杉版や山野版と同じだが、力強い歌い方には新鮮さが感じられた。また、放送では流れないが、今までの「ドラえもんのうた」との大きな違いとして、2番のドラえもんのセリフ「ソレ!とつげき」が「みんな!ガンバレ〜」に変更された点が挙げられる。この曲は半年間の放送予定だったが、結局1年間流された。

ドラえもんのうた 作詞/楠部工 作曲/菊池俊輔 編曲/橘 哲夫 /AJI(セリフ:大山のぶ代)
 30分番組版の5代目オープニング主題歌(使用期間:2004年4月30日〜2005年3月11日)。東京プリン版以降は様々なバリエーションが生まれた「ドラえもんの歌」だったが、最後の最後にとうとうアカペラバージョンが登場した。しかし、歌とは逆にアニメーションは原点回帰した感じで、初代の日曜版を連想させられるような、シャボン玉に乗って空を飛ぶのび太たちが描かれていた。

青い空はポケットさ 作詞/高田ひろお 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
 30分番組の初代エンディング主題歌で、日曜朝の放映で流れていた(使用期間:1979年4月8日〜1981年9月27日)。オープニングと同じく大杉久美子さんが爽やかに歌っている。歌についた絵は全て止め絵だった。そのためか、もしくはクレジットを焼きこんでいない映像が残っていないせいなのか、残念なことにこの歌の映像はビデオ・DVDには一切収録されていない。

まる顔のうた 作詞/高田ひろお 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代
 30分番組の2代目エンディング主題歌(使用期間:1981年10月2日〜1984年3月30日)。放映枠が金曜に移動してからは最初の曲。「ぼくドラえもん」に引き続き、大山のぶ代さんが歌った。ようやく動きのあるアニメーションが登場して、様々な表情・様々な形(?)のドラえもんの顔が楽しかった。映像はビデオ・DVDにも収録されており、現在でも容易に観ることができる。

サンタクロースはどこのひと 作詞/高田ひろお 作曲/菊池俊輔 編曲/青木望 /大山のぶ代
 1983年11〜12月に6回のみ流れた幻のエンディング主題歌(使用期間:1983年11月18日〜1983年12月23日)。「ドラえもん」としてはは珍しく季節に合わせて歌を変えたケースだった。アニメーションも新規制作されたがこの年の放映以外では使用されず、1996年12月21日および1997年12月23日のクリスマス特番で久々に流れた時は、映像はアニメ本編を再編集したものだった。

ぼくたち地球人 作詞/みなもとたかし 作・編曲/菊池俊輔 /堀江美都子
 「サンタクロースはどこのひと」を除くと、3代目のエンディング主題歌(使用期間:1984年4月6日〜1988年4月8日)。この時期に展開された「ぼくたち地球人・グリーンキャンペーン」にあわせて登場した。EDアニメーションでは、美しい自然の中でドラえもん達が楽しく行進していた。こちらも各種ビデオ・DVDで映像を観ることができる。

青空っていいな 作詞/高田ひろお 作・編曲/菊池俊輔 /堀江美都子
 4代目エンディング主題歌(使用期間:1988年4月15日〜1992年10日2日)で、「ぼくたち地球人」に引き続いてミッチが歌った。「ドラえもん夢気球スペシャル」開始にあわせて登場した曲で、初めて放送で流れたのは「気球で世界一周を!」(1988年4月5日放映)の挿入歌としてだった。
 なぜか、映像はビデオ・DVDには未収録。また、BGM集「ドラえもん サウンドトラックヒストリー」では、菊池俊輔氏が作曲を手がけた他のOP・ED主題歌は全てテレビサイズが収録されたが、この曲のみはフルコーラス版から最初の1コーラスを切り出したものだった。

あしたも♥ともだち 作詞・作曲/西脇唯 編曲/飛沢宏元 /にしわきゆい
 5代目エンディング主題歌(使用期間:1992年10月9日〜1995年4日7日)。西脇唯さんが作詞・作曲を担当、「にしわきゆい」名義で歌も歌った。EDアニメーションは、歌詞に合わせてドラえもんとのび太がケンカして最後に仲直りすると言う展開で、「ドラえもん」としては珍しくストーリーのある内容だった。

ぼくドラえもん2112 作詞/藤子・F・不二雄 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代・こおろぎ'73
 6代目エンディング主題歌(使用期間:1995年4月14日〜2002年9月20日)で、「ぼくドラえもん」の新アレンジ版。編曲は以前と同じく菊池俊輔氏だが、かなり違う感じの曲になった。1995年3月公開の映画「2112年ドラえもん誕生」で初登場して、テレビではその約1カ月後より登場した。EDアニメーションでは、「バタバタフライ」のようなマイナーな道具も登場している所が個人的にはうれしい。

またあえる日まで 作詞/アドベンチャーキャンプの子供達と北川悠仁 作曲/北川悠仁 編曲/寺岡呼人、ゆず /ゆず
 7代目のエンディング曲(使用期間:2002年10月4日〜2003年4月11日)。歌詞は、子供たちが考えた詩をつなぎ合わせて作られた。EDアニメーションでは、「THEドラえもん展」で展示された村上隆の「お花」キャラクターも登場した。

タンポポの詩 作詞・作曲/高見沢俊彦 編曲/THE ALFEE /THE ALFEE
 8代目のエンディング曲(使用期間:2003年4月18日〜2003年10月4日)。作詞・作曲の高見沢俊彦は1994年の「ドラえもん」ミュージカル「のび太の恐竜」でも主題歌と挿入歌を担当しており、この歌でも「ポケットに夢を詰め込んだ」など「ドラえもん」を意識した詩が織り込まれている。

YUME日和 作詞/小幡英之 作曲/宮崎 歩 編曲/宗像仁志 /島谷ひとみ
 9代目のエンディング曲(使用期間:2003年10月10日〜2004年5月28日)。歌詞に、特に「ドラえもん」を意識した部分が見あたらない点は寂しい。EDアニメーションは秋を意識したものとなっていて、夏のイメージがあったOPアニメーションとは好対照だった。

ああ いいな! 作詞・作曲/つんく 編曲/鈴木Daichi秀行 /ω(ダブルユー)
 大山のぶ代らが声を当てた「ドラえもん」では、最後となる10代目のエンディング曲(使用期間:2004年6月4日〜2005年3月18日)。意味不明な歌詞で、なぜ「ドラえもん」のエンディングに流れているのか、よくわからなかった。EDアニメーションでは、一瞬だが原作のカットも登場した。

ワンパク三人組 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /小原乃梨子・たてかべ和也・肝付兼太
 かなり初期に作られた曲で、映画「のび太の恐竜」ではジャイアンがこの歌の替え歌を自分の持ち歌として歌っていた。「夏だ!元気だ!!超合体!!! ドラえもん&クレヨンしんちゃんスペシャル」(1996年8月16日放映)のエンディングメドレーの1曲として登場したので、一応ここで取り上げておいた。

ドラえもん・えかきうた 作詞/楠部工 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代
ドラえもん音頭 作詞/藤子不二雄(藤子・F・不二雄) 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代
ドラミちゃんのえかきうた 作詞/楠部文 作・編曲/菊池俊輔 /横沢啓子(よこざわけい子)
 以上の3曲は、30分番組が日曜日の放送だった頃に、CMをはさんで本編Cパートとエンディングの間に流れていた。エンディングテーマと言うよりは、歌のコーナーで流された曲と言える。「ドラえもん音頭」は夏の時期、あとの2曲はそれ以外の季節に流れた。3曲全て、ビデオ「テレビ版ドラえもん」のおまけとして映像が収録されているが、「ドラえもん音頭」のアニメーション別バージョンのみは映像化されていない。

PART2.挿入歌

ドラえもん数えうた 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代、こおろぎ'73
 初期のテレビスペシャル「ドラえもんのびっくり全百科」(1980年1月2日放映)で登場した曲。本編の「PARTIII 未来の国からはるばると」の後にフィナーレとして1コーラスが流され、歌に合わせた新作アニメも作られた。

ゾウさんの瞳はなぜ青い 作詞/喜多條忠 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
 初期のテレビスペシャル「ゾウとおじさん」(1980年1月3日放映)の挿入歌。遠い故郷を思うゾウの気持ちを、優しく歌っている。インドに戻って幸せに暮らすハナ夫を描いたアニメオリジナルのエピローグで流れた。完全にこのエピソードのために作られた曲であり、これは「ドラえもん」では珍しいケース。

 作詞・作曲・/山崎ハコ
 初期のテレビスペシャル「精霊よびだしうでわ」(1981年1月2日放映)のラスト近く、のび太に風邪をひかせて責任を感じた雪の精が、のび太の熱を吸い取ろうとする場面で流れた。雪の精の「あなたにカゼをひかせるつもりなんてなかったのよ」のセリフから曲が流れ始め、それからアニメオリジナルの夢の中でのび太と雪の精が遊ぶ場面へと続き、2番の終わり近くでフェードアウトして、それと同時に夢の世界も消える。「夢」という歌にふさわしい使われ方だったと言える。

おれはジャイアンさまだ! 作詞/たてかべ和也 作・編曲/菊池俊輔 /たてかべ和也
 もはや説明の必要がないほどの有名曲。正式なタイトルを知らなくても「ジャイアンのテーマソング」と言えば大抵の人がわかるだろう。番組中ではジャイアンがリサイタルや歌の練習などでこの歌を歌う場面が多く、レコードバージョンが流れることは少ない。1980年前半から番組内で歌われ始めたが、当初はメロディーは付いておらず、BGMに合わせる形で完成された。

しずかちゃんのうた 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /かおりくみこ
 ジャイアンのテーマに比べて今一つ知名度が低い、しずかちゃんのテーマ曲。作られた時期からは遅れて、1986年に番組中で2回流れている。この時期に、改めてこの歌を売り出そうとしたのだろうか。
 その2回のうち「逆重力ベルト」(1986年5月23日放映)では、逆重力ベルトでしずかちゃんが空を飛ぶ場面で流れ、「メルヘンランド入場券」(1986年8月22日放映)では、みんなでメルヘンランドで遊ぶ場面で流れたが、後者は特にしずかちゃんのエピソードではなかったせいか、歌詞で「しずかちゃん」の名前が出る前までしか流れなかった。また、「地平線テープ」(1982年11月19日放映)では、しずかちゃん自身が歌う場面がある。

スネ夫のうた 作詞/肝付兼太 作・編曲/菊池俊輔 /肝付兼太
 さらに知名度が低いと思われる、スネ夫のテーマ曲。「何でもなる木セット」(1997年9月26日放映)で、スネ夫がちょっとだけ口ずさんでいた。他に、レコード版が流れたエピソードがあるのかどうかは不明。

風のマジカル 作詞/湯川れい子 作曲/NOBODY >編曲/鷺巣詩郎 /小泉今日子
 映画「のび太の魔界大冒険」の主題歌であるにもかかわらず、ビデオ・DVD版では他の曲に差し替えられている事で有名な曲。テレビスペシャル「さらばキー坊」(1984年4月6日放映)では、野比家でテレビを見ている場面で曲が流れていた。こちらは、なぜかビデオやDVDでもそのまま収録されている。

ぽかぽかふわふわ 作詞/高田ひろお 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子、コロムビアゆりかご会
 これもかなり初期に作られた曲だが、「空中ガーデン」(1998年7月17日放映)で、空中ガーデンが空に浮かんで流れていく場面で流れて、オールドファンを喜ばせた。ほのぼのとした曲が、場面の雰囲気にはよく合っていた。

PART3.その他

いいやつなんだよドラえもん 作詞/楠部工 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
ドラえもんマーチ 作詞/若林一郎 作・編曲/菊池俊輔 /こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
ドラえもんじゃあニィ 作詞/喜多條忠 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代
ドラえもんの夢 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
ドラドラどこかにドラえもん 作詞/喜多條忠 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
すてきな一週間 作詞/楠部工 作・編曲/菊池俊輔 /こおろぎ'73
ドラえもんにゅうイヤー 作詞/喜多條忠 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代
ぽけっとポッポッポー 作詞・作曲/山本正之 編曲/神保正明 /こおろぎ'73
ドラえもんしりとりうた 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /こおろぎ'73
ドラえもん子守唄 作詞/藤子不二雄 作・編曲/菊池俊輔 /大杉久美子
うきうきタイムトラベル 作詞・作曲/山本正之 編曲/神保正明 /こおろぎ'73
のんきなのび太くん 作詞/ばばすすむ 作・編曲/菊池俊輔 /小原乃梨子
ドラえもんのクリスマス 作詞/ばばすすむ 作曲/菊池俊輔 編曲/青木望 /大山のぶ代
浪曲ドラえもん 作詞/小谷 夏 作・編曲/菊池俊輔 /大山のぶ代