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◆ほっしー さん:
>せめて単行本化の最初のバージョンぐらいまでは戻してほしいと思います。あまりにも当時の雰囲気とかけ離れますから。
『パーマン』は「スーパーマン」と「時速91キロ」の設定が復活しただけに、「脳細胞破壊銃」が戻らなかったのは残念です。元を知っているだけに、読んでいてチグハグに感じてしまいますね。
それでも、今回の全集は第2回配本までを読んだ限りでは、絵もセリフも最大限に配慮をした上で丁寧に編集されていると思います。『パーマン』にしても、頭がパー設定だけはどうにもならない部分だったのでしょう。スーパーマンの自己紹介が元の自然なセリフに戻っただけでもよしとしたいです。
作者死後の作品改訂は、今回のF全集だけでなく、たとえば「手塚治虫漫画全集」の第4期(1993年より刊行)でも一部の古い作品で行われています。
「漫画の神様・手塚治虫」ですらそうなのですから、まだまだ漫画の著作物としての扱いの低さを感じます。
今回の全集はF先生の作品が網羅される素晴らしい機会ですから、作品を根本から破壊するようなひどい改変でなければ、我慢するつもりです。
その点で、第1期では『パーマン』の「くるわせ屋」がどのような形で収録されるか(元のままが理想的ですが)に注目しています。
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