|
◆numさん:
>キテレツの最終回については終了の2年近く前に完成していたそうです。
この件については、「藤子アニメだいすき!」http://f-daisuki.net/
で、詳しく書かれていますね。確か、「魔法使いサリー」(第1作)なども、最終回が作られたあとに延長が決定したと聞きます。こちらにも雪室俊一氏が脚本で参加しているのが面白いです。
>当初番組終了が決定し、それに合わせて最終回の制作に着手したものの、直後に再度延長が決定、最終回が完成した後も度重なる延長の繰り返しによってズルズルと2年近く続いたため、物語の整合性がだんだん合わなくなっていったようですね。
ただ、シリーズ途中から、ほとんどが雪室氏の脚本になりましたから、脚本段階で明らかな矛盾は何とかして欲しかったところです。
>個人的な感想ですが、アニメ版は航時機がレギュラーマシンになってから、時間渡航を描く話の組み立てを、脚本が持て余しているような気がしたのですが、思い過ごしでしょうかね???
同じく雪室氏が脚本を担当した「T・Pぼん」を観た時も感じたのですが、雪室氏はSFものは、あまり得意でない印象を受けました。「キテレツ大百科」における航時機での時間旅行も、普通の空間移動による旅行とあまり変わらない感じがします。
>ドラえもんに似てしまうところを似ないように必死になっているような感じがして妙に窮屈な印象がありました。
「ドラえもん」との差別化は、「ネオ・ユートピア」会誌のインタビューで雪室氏ご自身も語っていらっしゃいます。「グッズ的なモノ(発明)にはあまり力を入れないで、人間ドラマを作っていこう」と、されたそうです。航時機の扱いも、この考え方によるものでしょう。
原作とは異なる独自の作品としては「キテレツ大百科」は十分完成されていたと思います。それだけに、最終回で「あれっ」と思わずにはいられなかったのは、残念です。
|
|