|
◆エバース さん:
>このドラえもんの顔の変化は、いつごろあらわれはじめたのでしょうか?
>変化前と変化後、くらべてみれば明らかに違う顔ですが
>少しずつ変化していったのでしょうか。
はじめまして。
すでに、皆さんが書き込んで下さっている通り、正式に作画の設定として変更があったのは、1980年と1989年の2回です。
しかし、エバースさんがお書きになっているとおり、1980〜89年の間にも、ドラえもんをはじめとして、キャラの顔のタッチは、結構変化が見られます。
「ドラえもん」が毎週金曜19時の放映となったのは、1981年10月からですが、その後、1991年までの10年間は中村英一氏が、ほぼ全話の作画監督を担当されています。ですから、アニメ「ドラえもん」における顔の変化は、ほぼ中村氏の作画タッチの変化だと捉えていいでしょう。毎回同じ人が作画監督(キャラ設定も中村氏)ですから、1980年の改訂後も、少しずつ絵が変化していったわけです。
>また、本編のドラえもんの絵がすでに変化しているのに、
>エンディングでドラえもんの顔が変化前である、というのは
>当時ドラえもんを見ていた方にとっておかしな感じはしませんでしたか?
エンディングの絵は、毎週毎週見慣れていて、頭に刷り込まれてしまっているものですから、当時の私は、特に気にはなりませんでした。「ぼくたち地球人」から「青空っていいな」に変わったのは1988年ですが、この時点で本編は、ほぼ3代目デザインに近くなっていますので、EDを変えたタイミングとしては、ちょうどいい時期だったと思います。
また、劇場版の作画監督は富永貞義氏でしたが、「ドラえもん」映画全体を観返してみると、「宇宙小戦争」「鉄人兵団」の時期は、富永さんの作画自体が、かなり変わった時期にあたると思います。それに加えて、テレビでの絵の変化にもある程度合わせた結果、この2作品で絵のタッチが変わったのでしょう。
毎週見ているテレビ放送と違って、映画は1年に1作ですから、より絵の変化がわかりやすく、あらわれていますね。
いずれにしても、当時リアルタイムで見ていた時は、テレビ放送での絵の変化は、特に気にしていませんでした。ただ、後になって、この時期の話がBパートで再放送された時には、さすがに新作とは明らかに絵が違うので、10年ほどでこんなに変わるものか、と感じました。
|
|