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◆帰ってきたドラ視聴者さん:
>ただ、口の泡が消されていると言うのは、
>良くわからないのですが、なんで修正されているのでしょうか?
はじめまして。
口の泡に関しては、既に松茸団さんが書いて下さっているように、「てんかん」を連想させる可能性のせいでしょう。個人的には、マンガにおける慣用的表現としてはよく見るものなので、そこまで過敏にならなくてもいいのでは無いか、と思いますが。
>あと、くるくるパーやノータリンが駄目だとは知らんかったです。
藤子作品で言えば、1983年に再テレビアニメ化される前までの「パーマン」までは特に問題視されなかったようで、てんとう虫コミックス「パーマン」旧版3巻までは、「正体がばれたらパーにする」と言う設定のままでした。このあたりが境目なのでしょう。
「ドラえもん」からは少し離れますが、この「パー」を無くしたため、「パーマン」の旧版と、現在入手できる新装版では、かなり多くのセリフ変更があります。「クルクルパー」に関しては、やはり「頭を指差して回す」動作のうち、回す線だけが消されている点は同様です。
「狂う」の問題も含め、セリフの変更全体に言えると思いますが、藤子プロはこの手の問題に過敏になりすぎている気がします。そう言った姿勢に疑問を感じた事も、私が「復元光線」のコーナーを作った原因の一つです。
もちろん、一部のセリフが変更された程度では、藤子・F作品自体の持つ面白さにはさほど影響はないのですが、元を知っていると、どうしても違和感を覚えてしまいます。
今後も、オリジナル版の「ドラえもん」のセリフが忘れられないようにするために、「復元光線」は続けていきたいと思います。
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