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そろそろ皆さんも今年のドラ映画を観たと思いますが、私は正直今回はかなり改悪されていた印象をうけました。特に以下の3点があまりに気になったのでいまいち映画に集中できませんでした。皆さんはどうでしたか?
・現実世界でのブラックホール、美夜子のペンダント、魔王の弱点やナルニアデスって一体何者?等余計な設定を付け足してしまったがために説明不足になってしまった部分がやけに多く鑑賞後何かすっきりしない。
ドラえもんを見る人の対象年令を考えるとこういう不親切な描写はあまり感心できません。
・タイトルが魔界大冒険なのに魔界での冒険が少ない。さらに原作では随所で魔界に関する説明が入っていたがこれを省いてしまったために魔界がどんなに恐ろしい場所かが具体的に伝わってこない。そのため迫力ある戦闘シーンのなかでも悪魔族の恐ろしさがいまいち伝わってこず敵キャラの魅力が薄れている。
・ゲストキャラの描写に力をいれ過ぎてメインキャラの存在感が薄くなっている。
これはドラ以外のTVアニメの劇場版にもよくある傾向なのですが、今回は特にジャイアン、スネオの扱いがひどく、正直ドラとのび太以外の3人が魔界へ乗り込む決心をするのがあまりにも唐突に思えました。
全体的に映像面での迫力やその場その場の感動を追い求めすぎたため、物語の構成が格段に悪くなったと感じました。また原作の醍醐味であるオカルト的な恐さが薄らいでしまたのも残念です。以上長文失礼しました。
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