はじめまして、私の好きなドラ話です。僕もばかばかしい話が好きなんですが、この
回(タイトル忘れちゃいました)は、ばかばかしい上に、道具が出てこない珍しい回
です。
発端は、ドラえもんが置いていった謎の本をのび太が見つけるところ、その本に
は、謎の文章が日付付きで書いてある。不審に思ったのび太は、スネオなどに相談
ジャイアンは、落書きだろうと言うが、ドラえもんがそんなくだらないものを持って
いるはずがないと言うことになる。スネオは、これに似た恐ろしい本を見たことがあ
ると、青い顔をする。
その場は解散。スネオは、その本が。ノストラダムスの大予言に似ていると言うこ
とを思い出す。そこで、新聞のスクラップブックを持ち出して照らし合わせてみる
と、その本には、ハイジャックや、バスの転落事故が予言されていたことが分かる。
ところで、その本は、途中で終わっている。最後の文章は「暗きてんにマ女怒る。
この日マル終わり。悲しきかな。」この文章が、地球の滅亡を予言しているのは間違
いない、そういえば空も暗い。ということで、世界の滅亡が近いことをみんなに警告
して回る。そして、ドラえもんに何とかしてもらおうと相談する。ところが、ドラえ
もんによると、それはなんと暗号日記だった。暗きてんは、のび太の0点のテストマ
女はママ、マルとはドラ焼きのことだった。ドラえもんは、ここまで書いて日記に飽
きてしまったのだった。
この話は、ドラえもんの日記に振り回され、深刻に悩むのび太たちの描写が絶品で
す。ついでに言うと、22世紀からドラえもんが来ているのに、ノストラダムスの予
言が怖いスネオの姿が結構間抜けです。予言解読法も、実在の予言解読者に似ていま
すし。
管理人・おおはたより
これは「大予言・地球が滅びる日」ですね。私も好きな話です。
スネ夫が「ノストラダムスの大予言」が苦手だと言うことは、TC27巻「○□恐怖症」で本人が言っていましたが、まさかここまでとは。恐らくのび太だけでは、この日記が予言書ではないかという発想には至らなかったでしょう。スネ夫大活躍ですね。
作品メモ:「大予言・地球が滅びる日」TC36巻、FFランド(絶版)44巻に収録