私の好きな話は本当にたくさんありすぎるのですが、思い入れのある話として「ナカ
ミスイトール」を挙げたいと思います。
この話はストーリーうんぬんよりも、ナカミスイトールで吸い取ったスイカの中身の
描写に尽きると思います。
この作品との出会いは小学生のころで、小学館の学年雑誌で読んだのがはじめだった
のですが、その後ストーリーは忘れてしまっても「スイカの中身」の絵はずっと忘れ
られないままでした。
中学、高校になり、てんとう虫コミックスを集めだしたのですが、ナカミスイトール
の話は収録されておらず、雑誌も手元に残っていなく、もうあの作品は見ることが
出来ないのか・・・と残念に思っていました。しかし、「カラー作品集」というすば
らしい本が発売され、それを買って読んでみると・・・「ナカミスイトール」が収録さ
れているではありませんか!感動的でした。やっぱりこの作品はカラーで見てなんぼ!
です。ヘタにてんとう虫コミックスに収録されなくてよかったなぁと心底思います。
なんか話の説明になっていないですね・・。申し訳ありません。でもこの作品、好き
なんですよ。もしナカミスイトールが手に入ったとしたら、私はまちがいなく真っ先
にスイカの中身を吸い取るでしょう。
管理人・おおはたより
スイカの中身の描写については、全く同感です。11巻巻末の「ドラえもん大事典」で登場した「すいかストロー」などもあるように、藤本先生はスイカについてこだわりがあったのかもしれませんね。「中身ポン」も、もし夏に描かれていたらスイカの中身が登場したのではないかと思います。
作品メモ:「ナカミスイトール」てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもん カラー作品集』1巻に収録