「一生に一度は百点を」に関する思い出話があります。
私はゲームも趣味にしておりますが、一時期俗に言う「改造ツール」のお世話になったことがあります。
この「改造ツール」というものはゲーム内で手に入るお金が無限に入るなど
良くも悪くも普通にプレイしただけでは見ることが出来ない面を垣間見ることが
出来る代物です。
たしかに資金を贅沢に使ったプレイは楽しかったのですが
ふと目にした攻略本での「××して金を稼ごう」という攻略法紹介文を見て
空しさを感じつつありました。
金を稼ぐのに苦労するのがゲームの苦しさであるけれども
面白いところではないのか?と。
そんな中「一生に一度は百点を」を読み
漫画内でコンピュータペンシル使用で調子に乗るのび太に対して
ドラえもんの目は決して温かくはありませんでした。
この話を思い出してからは私ものび太と同様に
「改造ツール」の使用を一切止めることを決意しました。
その後最高裁では「改造ツールの販売や開発が違法行為に当たる」という見解が
発表され怒り心頭の方が多くなりました。「改造ツールを使用する楽しさ」まで奪うのか・・・などと。
怒ったり、議論する前に一度は
コンピュータペンシルを「改造ツール」に置き換えて
「一生に一度は百点を」を読んでみては如何でしょうか?
管理人・おおはたより
アポロ19号さんに続き、「一生に一度は百点を…」に関する投稿です。えっちょんさんの投稿を拝見すると、この作品で印象深い、ジャイアンの父ちゃんの「できの悪いのはしかたがないとして、不正だけはするなとおしえてきたはずだぞ!」と言うセリフは、テストだけではなく世の中全てに当てはまる言葉だと言う事が、よく分かります。出番の少ないジャイアンの父ちゃんですが、この作品があるからこそ、読者の記憶に残っているのでしょう。
作品メモ:「一生に一度は百点を…」TC1巻、FFランド(絶版)4巻、文庫0点・家出編に収録。