アニメ 旧ドラえもん 大研究

 作品データ 

 真佐美ジュンさんのサイトが出来たことで、スタッフ・キャストについてはかなり詳しく、しかも信頼性のある情報が得られるようになりました。そこで、本コーナーでは、スタッフ・キャストの詳細は真佐美さんのサイトにお任せすることにして、それ以外の情報を出来るだけ載せていくことにします。

[放映期間][放映局][放映時間帯][放映フォーマット][スタッフ][サブタイトル][声の出演][主題歌・挿入歌][レコード][OP・ED・次回予告]

放映期間
 1973(昭和48)年4月1日〜9月30日

放映局
 キー局:日本テレビ
 ネット局:札幌テレビ、青森放送、秋田放送、山形放送、山梨放送、北日本放送、福井放送、中京テレビ、読売テレビ、日本海テレビ、山口放送、西日本放送、南海放送、四国放送、高知放送、福岡放送、福島中央テレビ、広島テレビ、テレビ岩手、ミヤギテレビ、テレビ長崎、テレビ大分、鹿児島テレビ、テレビ熊本、テレビ宮崎

 (以上の局は、日本テレビと同時ネット、もしくは遅れネットながらもほぼ同時期に放映された。他に、新潟ではTBS系列の新潟放送で1974年に放映)

放映時間帯
 毎週日曜日 19時00分〜19時30分

放映フォーマット
 OP:1分24秒、本編:10分51秒×2話、次回予告:9秒、ED:1分30秒

スタッフ
 チーフディレクター:上梨 満雄、作画監督:宇田川一彦ほか文芸:徳丸正夫、制作主任:下崎 闊、脚本:鈴木良武ほか絵コンテ:生頼昭憲ほか美術監督:鈴木森繁、川本 征平、音楽:越部信義

(原・動画、仕上、背景、各話の絵コンテ・脚本家および制作進行、撮影などの詳しいスタッフは真佐美ジュンさんのサイトに掲載されているので、参照されたい。なお、これまでアニメ関係の書籍では、監督:大貫信夫、 脚本:辻真先と記載されており、監督については当サイトでも紹介していましたが、誤りであり、ここに訂正します)


サブタイトル

放映日放映回数通し話数サブタイトル原作
4/1(1)1出た!! ドラえもんの巻「クルパーでんぱ」(未収録)
2ペコペコバッタ大騒動の巻「ぺこぺこバッタ」(TC1巻)
4/8(2)3屋根の上のすてきな子の巻「好きでたまらニャい」(TC7巻)
4のび太のご先祖さんの巻「ご先祖さまがんばれ」(TC1巻)
4/15(3)5キューピットですきすき作戦の巻「ああ、好き、好き、好き!」(TC3巻)
6弱味をにぎれの巻「(秘)スパイ大作戦」(TC1巻)
4/22(4)7ねずみに弱いねこもあるの巻無題・小一70/4(未収録)
8ガキ大将をやっつけろの巻「物体瞬間移動機」(FF4巻)
4/29(5)9おせじ鏡の巻「うそつきかがみ」(TC2巻)
10パパとママの結婚記念日の巻「プロポーズ作戦」(TC1巻)
5/6(6)11のろいカメラの巻「のろいのカメラ」(TC4巻)
12宝くじ大当たり作戦の巻「宝くじ大当たり」(TC5巻)
5/13(7)13決闘! のび太とジャイアンの巻TVオリジナル
14わたしは誰でしょうの巻「わすれトンカチ」(TC5巻)
5/20(8)15アベコンベ騒動の巻「アベコンベ」(TC4巻)
16おばけ屋敷の謎の巻「ペタリぐつとペタリ手ぶくろ」(未収録)
5/27(9)17クイック・スロー大作戦の巻「のろのろ、じたばた」(TC5巻)
18のび太は雨男の巻「ロボットのガチャ子」(未収録)
6/3(10)19ウルトラミキサーの巻「ウルトラミキサー」(TC7巻)
20ねがい星流れ星の巻「ねがい星」(TC10巻)
6/10(11)21ふしぎなふろしきの巻「タイムふろしき」(TC2巻)
22のび太のおばあちゃんの巻「おばあちゃんのおもいで」(TC4巻)
6/17(12)23大リーグの赤バットの巻TVオリジナル
24男は力で勝負するの巻「ソノウソホント」(TC4巻)
6/24(13)25ガチャ子登場の巻無題・小一70/5(未収録)
26おしゃべりくちべにの巻「おせじ口べに」(TC1巻)
7/1(14)27すきすきカメラの巻「おいかけテレビ」(FF1巻)
28天の川でデイトしようの巻「おはなしバッジ」(TC3巻)
7/8(15)29へんなロボットカーの巻「ロボット・カー」(FF4巻)
30ニコニコせっけんの巻TVオリジナル
7/15(16)31おれ署長のだいりの巻「お金なんか大きらい!」(TC16巻)
32さあ夏だ! スキーをやろうの巻「勉強べやの大なだれ」(TC2巻)
7/22(プロ野球オールスター戦中継のため放映休止)
7/29(17)33成績表はいやだなあの巻「いんちき薬」(FF6巻)
34自分のかげをつかまえろの巻「かげがり」(TC1巻)
8/5(18)35潜水艦で海へ行こうの巻「せん水艦で海へ行こう」(TC6巻)
36くるった腹時計の巻TVオリジナル
8/12(19)37キャンプ騒動の巻TVオリジナル
38忘れな草って何だっけの巻「わすれろ草」(TC9巻)
8/19(20)39クーラーパラソルの巻TVオリジナル
40いつでも日記の巻「いつでも日記」(TC10巻)
8/26(21)41宿題おばけが出たの巻TVオリジナル
42お天気ボックスの巻「お天気ボックス」(TC10巻)
9/2(22)43ぼくに清き一票をの巻TVオリジナル
44まんが家修業の巻「まんがか」(未収録)
9/9(23)45すてきなガールフレンドの巻「ロボ子が愛してる」(TC2巻)
46花いっぱい騒動の巻TVオリジナル
9/16(24)47そっくりクレヨンの巻「そっくりクレヨン」(TC3巻)
48静香の誕生日の巻「エスパーぼうし」(TC7巻)
9/23(25)49宇宙飛行士になりたいの巻「ソウナルじょう」(TC3巻)
50まいごマゴマゴ大騒動の巻TVオリジナル
9/30(26)51ネンドロン大騒動の巻「ネンドロン」(FF2巻)
52さようならドラえもんの巻無題・小四72/3(未収録)

 以上、全26回・全52話が放映された。本リストのうち「原作」は真佐美ジュンさんのサイトおよび、「月刊ぽけっと」1999年12月発行号に掲載された全話紹介を元に判断した。
 以上の資料より該当する原作が見当たらない場合はTVオリジナル作品と判断したが、旧ドラでは原作に大幅なアレンジが加えられた場合も多いようなので、完全なオリジナルストーリーかどうかは不明という意味で「?」を付記している。
 「原作」欄では、スペースの都合でTC=てんとう虫コミックス、FF=藤子不二雄ランド、小○XX/X=「小学○年生」19XX年X月号掲載、未収録=単行本未収録作品、と言う略記を用いた。
 内容が判明している話については「旧ドラストーリー紹介」で紹介しており、上の表中にもリンクを張って、直接その話の紹介に飛べるようにしてあるので、参照されたい。


声の出演
 ドラえもん:富田耕生(1回〜13回)、野沢雅子(14回〜26回)
 のび太:太田淑子
 静香:恵比寿まさ子
 ジャイアン:肝付兼太
 スネ夫:八代駿
 ママ:小原乃梨子
 パパ:村越伊知郎
 スネ夫のママ:高橋和枝
 ガチャ子:堀絢子
 我成先生:雨森雅司/加藤 修
 セワシ:山本圭子
 スネ夫のママ:高橋和枝
 ボタコ:野沢雅子

 (その他、ゲスト出演者等を含めた詳しいキャストは真佐美ジュンさんのサイトに掲載されている。なお、「声優事典」(キネマ旬報社)では青木和代のデビュー作が、本作のジャイアンのママ役となっているが、本作ではジャイアンのママは故人の設定なので「声優事典」の記述は誤りと考えられる)


主題歌・挿入歌
オープニングテーマ ドラえもん
 作詞/藤子不二雄 作・編曲/越部信義 歌/内藤はるみ、劇団NLT

エンディングテーマ ドラえもんルンバ(ドラえもんのルンバ)
 作詞/横山陽一 作・編曲/越部信義 歌/内藤はるみ

あいしゅうのドラえもん
 作詞/横山陽一 作・編曲/越部信義 歌/富田耕生

ドラえもん いん できしいらんど
 作詞/藤子不二雄 作・編曲/越部信義 歌/コロムビアゆりかご会、劇団NLT

 旧ドラのために作られた歌は、以上の4曲。「ドラえもんルンバ」は、現在CDで表記されている曲名で、放映中に発売されたレコードでは「ドラえもんのルンバ」となっていた。どちらが正式なタイトルかは不明。「あいしゅうのドラえもん」「ドラえもん いん できしいらんど」はシングルレコードにOP・EDと同時収録されているが、劇中での挿入歌として使用されたかどうかは不明。ただし「できしいらんど」メロオケバージョンはBGMとしての使用を確認している。


レコード
「ドラえもん あいしゅうのドラえもん」(テレビ漫画「ドラえもん」から) C-112、ステレオ33・1/3回転
 (A面・ドラえもん/あいしゅうのドラえもん、B面・ドラえもんのルンバ/ドラえもん いん できしいらんど)

 ジャケットイラストは、基本的に原作を模写して組み合わせた絵が使われている。表の絵は「ひきよせカガミ」(「ドラえもんカラー作品集」5巻収録)の扉絵とほぼ同じで、裏には「重力ペンキ」(てんコミ5巻収録)最後のコマを流用した、のび太とあばら谷くんがドラえもん・スネ夫・ジャイアンたちと海の見える丘の上にいる絵などが描かれている。


オープニング・エンディング・次回予告
オープニング「ドラえもん」(1分24秒):テレビサイズでは歌は1番のみが流れた。楽器の音色や演奏がフルコーラス版と異なるので、別録音と思われる。
次回予告(9秒):「次回のドラえもんは、○○の巻と○○の巻です。お楽しみに!」と、のび太(声・太田淑子)によって読み上げられた。
エンディング「ドラえもんルンバ」(1分30秒):テレビサイズでは歌は1番・2番が流れた。間奏は、フルコーラス版よりも短く編集されている。