◆アポロ19号さん:
>皆さんの好きなSF短編集の話は何ですか?
はじめまして。私が藤子F不二雄先生のSF短篇に初めてふれたのは自分が中学生頃からだと思います。もともとドラえもんのファンだったので先生のほかの作品も読んでみたいと思い手にとりました。心に強く残る作品ばかりでただただ圧倒された記憶があります。それからはドラえもんのファンではなく藤子F不二雄先生のファンになりました。私が好きな作品は「未来ドロボウ」「パラレル同窓会」「ユメカゲロウ」「流血鬼」「ミノタウロスの皿」「ふたりぼっち」などです。もしかしたらとてもありきたりな選抜かもしれませんが。
「未来ドロボウ」の最後のシーンの、「ただひとついえることは、これからの毎日を・・・・一日一日たいせつに、生きていってくれるだろうということだ。」のセリフや
「流血鬼」の「気がつかなかった!夜がこんなに明るく優しい光に満ちていたなんて!」や、「ふたりぼっち」の「新しい世界が開けそうな気がする・・・・・」といったせつなくも明るい光がさしてきているようなセリフが心に染みます。「未来ドロボウ」の「未来はそれがあるというだけですばらしいことなんだ。」などのセリフも年をとってみないとわからない若さの素晴らしさや、二度とは戻らない時の流れを感じせつなくなりました。
「カンビュセスの籤」もとても衝撃的でした。「テレパ椎」の最後のセリフもせつなくどの作品も読んだあとはしばらくそのことについて考えさせられます。
他にもまだまだ好きな作品はたくさんあるのですが、長くなるのでこのへんにしておこうと思います。