>確かに、今のドラは、どちらかというと初期のドタバタ路線がしっくりきます。今回の「ドラえもんの歌」も、原作の過激な部分はやや抑えられていましたが、ドラの狂いっぷりは、ツボを押さえて作られていたと思います。
この調子で、今後もたまには初期作品発掘アニメ化をやってくれると、嬉しいですね。
まったく同感です。さまざまな事情で今ではコミックスで見られない、あるいはセリフ等が変えられた作品たちの初出版をリアルタイムで読んだ世代の者としては、今後に期待したいと思っています。
余談ですが、今掲示板に活発に書き込みしているドラファンというと、自分のような世代はごくわずかで、ほとんどは「リアルタイムで観たアニメ版といえば、1980年代後半以降の大山ドラ」という世代だろうと思います。
自分の周りにもそういう世代のファンがいますが、彼らには「ドラえもん」という作品に初期原作のようなドタバタがあることに違和感があるようで、「大山ドラの頃の何かゆったりとして温かい雰囲気がよかった 大山ドラの世界がドラえもんという作品の世界を表していて、ドタバタしたわさドラはドラえもんとは別の作品」とまで言う者もいます。
37年前の原作連載開始時からドラを見ている自分としては、「大山ドラの世界」はすばらしいと思いますが、「大山ドラの世界=ドラえもんという作品のすべて」とは思っていません。
「大山ドラの世界=ドラえもんという作品のすべて」と思っている若い世代にも初期原作、言い換えるとすると、「テレビ版大山ドラと長編映画が始まる以前の原作」の世界も知って味わって欲しいと思っています。