ドラちゃんのおへや
らくがきじゅう
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藤子F不二雄大全集モジャ公を呼んだ感想は、おおはたさんがお勧めしたとおり21エモンよりさらにSFになっており、ツイッターでつぶやいたようにモジャ公達のキャラクター関係から分かるように、天野が21エモンで、モジャラがモンガーで、ドンモがゴン助と置き換わっておりF先生が21エモンの続きをやりたかってことが分かります。
モジャ公は連続ストーリ物でロードムービー的な構成となっており密度があります。その中で特に面白かったのは「自殺集団」と「アステロイド・ラリー」です。
「自殺集団」はおおはたさんがブログで書かれているようにF先生のグロな描写と価値観の逆転があり、ブログでは書かれてなかった「じゅげむ」の落語ネタがありシューリン効果、グーリンダイ線、カイジャリスイギョ現象、後キャラクターの名にパイポがあって面白かったです。
「アステロイド・ラリー」は21エモンの短編併映映画「それいけはだしのプリンセス」の原作となった話で、この話ではボルの重要性を描いておりボルが無ければ旅ができないばかりか無銭宿泊は重罪というこれまたグロな描写となっており、モジャ公の設定が描かれていて面白い話でした。
このように、モジャ公は大長編ドラえもんの壮大な話とSF異色短編集のSFストーリーなどのF先生のエッセンスが詰まっており、Fファン以外の人で藤子F不二雄マンガの面白さを一冊で伝えるとしたらモジャ公がおすすめと言いたくなる作品です。
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おおはた(管理人)
- 12/2/8(水) 22:17 -
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◆シュン さん:
> 「アステロイド・ラリー」は21エモンの短編併映映画「それいけはだしのプリンセス」の原作となった話で、この話ではボルの重要性を描いておりボルが無ければ旅ができないばかりか無銭宿泊は重罪というこれまたグロな描写となっており、モジャ公の設定が描かれていて面白い話でした。
「裸足のプリンセス」の映画自体は、ローマの休日的要素が付加されて、原作の雰囲気はかなり薄れていましたね。それでも、貴重な映画化ではあります。
> Fファン以外の人で藤子F不二雄マンガの面白さを一冊で伝えるとしたらモジャ公がおすすめと言いたくなる作品です。
そうですね。同感です。
惜しむらくは、『モジャ公』を読んで「もっとこんな話が読みたい」と思っても、同系統の作品は『21エモン』の後半くらいしかないところでしょうか。『モジャ公』のテンションを維持するのは難しかったかもしれませんが、『モジャ公』を読むたびに、もっとこんな作品が描かれていれば、という思いにとらわれてしまいます。
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