◆Annabel Lee さん:
> 先々週と先週のドラは「異説クラブメンバーズバッジ」をもとにした「ようこそ地球の中心へ」でした。
前後編と聞いて、オリジナルエピソードの付け足しを心配していたのですが、今回はこれまでわさドラで放映された前後編ものの中では、一番よかったと思いました。
おっしゃる通り、怪物扱いされた地底人第1号へのフォローがあったのはスタッフの優しさが感じられましたし、後半ののび太のボロ泣きは、ちょっとやりすぎの感もありましたが、前編でポロンたち地底人との交流がていねいに描かれていましたので、無理な引き延ばしとは感じませんでした。
> ところでこの話について感じる疑問。
>「バッジをつけていない人から見ると、のび太たちは古井戸の中で何をやっているように見えるんだろう」
私は、もしもボックスと同様にパラレルワールド製造機の一種かと思っていました。効力がバッジを付けた人に限定される点は、もしもボックスと違いますが。
ただ、今回のアニメ版では「別の仮説を吹き込めば地底国は消える」とドラえもんが言っていますから、わさドラに限って言えば、パラレルワールドともちょっと違うのかも知れません。もしもボックスの場合、取り消しても魔法世界などは存続しているわけですから。
最後の「マイクを地底国に持っていけば地底国は存続するが、地上からは行けなくなる」という解決法から考えると、マイクの力によってのみ存続する世界であって、マイクのないところ(この場合、地上のドラやのび太達)からは感知できないようですから、完全に枝分かれしたパラレルワールドと言うよりは、『のび太の創世日記』の創世セット内の宇宙のような、人工的な別世界なのでしょう。
長々と考察してしまいましたが、今回は原作の設定を壊すことなく、上手く新たな設定を導入しており、その点でも評価できます。