◆Annabel Leeさん:
> さっそく読んでみましたが、初期の作品と末期の作品を並んで掲載されると若干違和感を感じるのも事実です。もっとも、最初からこれを意図して編集されたのかもしれませんが。
てんコミの44巻や45巻も似たような感じでしたし、初期〜中期のみでまとめると、今のところ出ている限りでは、FFランド収録作品ばかりになってしまい、逆に後期〜末期のみをまとめると、初収録作品ばかりになって、いずれにしてもバランスが悪いですから、初期から末期まで取り混ぜた構成になっているのでしょう。
> この中で1作を選ぶとすれば「タイムピストルで“じゃま物”は消せ」ですね。銀河満月さんのサイトで作品の概要を知って注目していたのですが、殺し屋の扮装をしたドラがなんかおかしいです。
のび太の読んでいる漫画の中の殺し屋登場からの、一連の流れが面白いです。のび太のためとは言え、無意味に大きな時計を出したりして、妙に印象に残りますね。
> これは短篇としては末期の作品になりますが、そのころの作品は発表のペースが落ちているとはいえ、創作意欲の衰えは感じさせません。
末期は、てんコミ収録作品でも「気候集中装置」のような、ひねりのない道具が出てきているので、さすがにネタ切れしたのかなと以前は思っていたのですが、その後未収録作品を読んで、「そっくりペットフード」や「チリつもらせ機で幸せいっぱい!?」など、まだまだ面白い作品が残っていた事を知り、認識を改めました。これらの作品は、てんコミ46巻以降が出ていたら収録されたでしょうし、またF先生がお元気で短編ドラが続いていたら、まだまだ名作が生まれていた事でしょう。欲を言えば、ドラ以外の新作も、更に読みたかったところですが。
ともかく、「プラス」発刊では、「ぼくドラ」付録ですら再録されなかった作品を、もっと掘り起こしてくれる事に期待しています。個人的には「コメットハンターに挑戦」「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?」などは特に好きなので、ぜひ収録して欲しいと思っています。