◆ミラドイハ さん:
>大長編では、原則としてドラミの出る幕はありません。それは、「ドラえもんなら、これしきの危機は、のび太や仲間たちとの友情で乗り越えることができるから」です。
たしかに、そうですね。
「魔界大冒険」では、例外的にドラミが助けに来ますが、これ以降は基本的に原作では登場がないことを考えると、一時期のわさドラ映画で半ばムリヤリにドラミを登場させたのは、「大人の事情」がありそうとはわかっていても、無茶な改変だったなあと、あらためて思います。
>「キン肉マン」の超人の多くは、読者投稿超人またはそれに基づいてゆで先生が考えた超人です。
>ドラミもまた、読者のアイデアに基づいてF先生が作ったキャラであり、「ドラえもん」には、読者が考えたひみつ道具もあるのでした。
初期のドラミ、と言うか藤子・F・不二雄ミュージアムに展示されている「ハイキングに出かけよう」の原稿を見ると、ドラミのほっぺに丸が付いていて、それを消した後があるのがわかります。
ドラミのキャラクターデザインについて、F先生はそれこそ直前まで悩まれていたのでしょう。読者のアイディアがあったからこそ、余計にその扱いには気を遣われたのではないでしょうか。
『ドラえもん』にも読者のアイディアから生まれたキャラや道具はあるわけですが、それが数は多くないことを考えると、『キン肉マン』のように多くを読者投稿に拠って、しかもちゃんと作品として成り立っているのは希有な例でしょう。
間違いなく、ゆでたまご先生にしか描けない世界であると思います。