本日(7/26)付けの富山の地元紙「北日本新聞」に、本紙とは別に、新しい制作拠点完成を記念した広告特集紙が折りこまれました。
その特集紙に「ドラえもん 新聞ができるまで」という短編が掲載されましたので、そのストーリーを紹介します。
今日付けの新聞で「イカ飛行機」を折るのび太に新聞の大切さを教えようと、ドラは「できるま電灯」をその飛行機に照射します。
飛行機は「ホタルイカのホタルくん」となって、ドラたちに新聞のできるまでをガイドしてくれることになりました。
巨大化したホタルくんに乗って富山まで飛んできたドラたちは、最初に北日本新聞の社屋を訪れます。
まず訪れた報道本部でのび太は人や机の多いのに驚き、次の編成本部ではドラが「恐い顔」で仕事をしている社員たちに困惑。
ドラが「楽しく仕事をさせてあげよう」と「くすぐりノミ」で社員たちを笑わせるものの、「恐いのじゃなくて真剣なのです。ニュースを間違えたら大変なことになるでしょ」と怒鳴られて3人は社屋から退散します。
次に新しい制作拠点「創造の森 越中座(えっちゅうざ)」に。
ここでは、ホタルくんのガイドで新聞社本社から送られてきたデータが印刷されて新聞紙になってトラックに積み込まれるまでの作業工程を見せてもらいます。
工程の途中では、ホタルくんがドラのくしゃみの風圧で飛ばされて輪転機に吸い込まれて「顔に新聞を印刷された状態」で救出されるハプニングもあります。
「イカがでしたか?」のホタルくんの問いかけに、「大切に読まなくちゃ」と答えるドラたちでした。
帰宅後、「今日の新聞、知らない?」と聞くママにのび太が渡したのは「ホタルくんの形の空白が一面にある新聞」でした。(終)
以上のようなストーリーで、全10ページ、総コマ数62で掲載されました。
絵は「むぎわらしんたろうさん」で、監修は「藤子プロ」となっています。
富山に到着したときのドラたちの背景に「高岡市の大仏」、越中座への移動中の場面には「富山市内を走る路面電車」、ホタルくんに乗って富山から帰る場面には「立山連邦のものと思われる稜線」が描かれていて、「富山を舞台にした話」だということがすぐわかるような構成になっていました。
ローカルな話題ですが、全国のファンの皆さんに「富山ではこういうこともやっていた」という感じでちょっと聞いていただければと思い、書かせていただきました。m(__)m