◆アポロ19号さん:
>さて、昨日、神保町に行きまして、皆さんの挙げてくださった話の一部を買って参りました。
今更ですが、SF短編は様々な単行本が出ていますので、だぶった内容の本を買ってしまわないように、お気を付け下さい。
収録話数で一番のお勧めは小学館の「パーファクト版」全8巻ですが、一冊1,500円と高いのと、一部作品でセリフの変更があるなどの難点もあります。
なお、パーフェクト版刊行前でしたら、迷わず中央公論社の愛蔵版全3巻をお勧めしていました。当時単行本化されていた全作品に加え、「中年スーパーマン佐江内氏」も全話収録されていて、非常にお得な内容です。今でも、手軽にたくさん読みたければ、こちらを探すのもいいかもしれません。
>私は、おおはたさんの挙げてくださった話の中では、二つの脳(考える足のことでしょうか?)が好きです。科学的であって、ユーモラスであって・・・言葉で言い表せませんが、すばらしい作品だと思います。
はい、「考える足」です。サンコミックス版「創世日記」には、表題作の他に「考える足」「マイロボット」「街がいた!!」「影男」「老年期の終わり」が収録されていました。
どれも思い入れが強いのですが、あえて選ぶなら「老年期の終わり」が、一番好きですね。「種」としての人類の終末の中に、ごく小さな未来の可能性を描いたラストシーンは忘れがたいです。
>人間の心の声を読みとることが出来たらという発想で、深く考えさせる話を作れたのは、F先生の凄みではないでしょうか。
「ドラえもん」とSF短編版の「テレパしい(椎)」、同じ名前なのに機能はまるで逆なのも興味深いところです。「耳太郎」も含め、テレパスはF先生の好きなテーマだったのでしょうか。
「エスパー魔美」で、わざわざ「導体テレパシー」という設定を作ったのは、「テレパ椎」状態を避けるためでもあったのでしょうね。