◆32歳独身 さん:
>これは、大山版ドラのときにいうことであるが、80年代末期のころからのアニメのドラの話は、ほとんどのび太が、悪い目(いじめられる、怒られる、怒ったドラやクラスメイトや先生やママといった大人に追いかけられるなど)にあう終わり方をする話が多くなってる。
実は、私もこの点は観ていて気になっていました。
ご指摘のように、特にリメイク作品でわざわざ原作や帯番組版と違うオチにして、のび太に痛い目に遭わせているのは、ちょっとのび太が可哀想に思えてしまいました。
リメイクだから、一捻りして前とは違うものにしようと言う制作者側の考えはわかるのですが、その「捻り方」自体がマンネリ化して、お決まりのパターンばかりになって、面白くなくなってしまった印象があります。
個人的に、特に「これはいらないだろう」と思ったのは、リメイクではありませんが「ハンディキャップ」の回で、原作でもドラえもんが銃を取り出す場面がありますが、アニメ版では「おしおき銃」という名前で実際にのび太に向けて撃ってしまいます。
この回は、原作通りのオチを描いた後でのび太が銃に対して関心を持ち、「それ何」としつこく聞いているうちにドラが逆上して銃を撃ってしまうという、いかにもとってつけたような展開で、これを観た時にはスタッフが「時間を埋めました」と言っているように思ってしまいました。
これは一例に過ぎませんが、1980年代後半からは、この手のオチ改変が多くなり、ちょっと首を傾げながら観ていた事を、32歳独身さんの投稿で思い出しました。
もちろん、原作に無いオチを付け足した場合でも、のび太が痛い目を見るばかりではなく、たとえば「ペッター」などは原作の方が中途半端な終わり方に思えるほどアニメでは綺麗にまとめており、好きな話です。
結局、話によって最適な演出・アレンジが出来るかどうか、スタッフの力量にかかっているのでしょうね。
今のわさドラも、その点は試行錯誤しているように見受けられますが、一視聴者としては一本でも多く面白い話を見せていただきたいと思います。