管理人の、おおはたです。サイトのひとまず更新が終わったので、出てきました。
アカンベーダーさん、「のび太VSアリ軍団」についての詳細な書き込みをありがとうございます。私もビデオを観返してみましたので、若干補足をしておきます。
◆アカンベーダー さん:
>研究所のナビゲーターにアニメオリジナルキャラの、「モン太?」モグラが進化してしゃべったりするやつ機械にに乗って空を飛んだりする。
名前は「モール」でした。藤子キャラっぽくないデザインで、かなり違和感があります。
>夏休みのメンバーたちを元の世界に返したときにドラが夢風鈴?で記憶を消す。
ここは、わすれろ草でした。
原作の設定そのままなら、わすれろ草の効力は「しばらくの間」ですから、ワスレバットかわすれん棒にしておくべきじゃないかと、放送当時につっこんでしまいました。
あらためて観直してみると、原作「ガラパ星からきた男」との最大の違いは、過去と現代ののび太の複雑な交錯が、ばっさりカットされて、タイムマシンは単に過去に戻ってアリの進化を阻止する(結果的には、夏休みののび太達を連れてくる)だけの道具になってしまっている部分ですね。
アニメドラの元・脚本家、松岡清治氏の「ドラえもん 秘密のポケット」によると、同じタイムパラドックス物の「ドラえもんだらけ」も、映像化したらわかりづらいと言う理由で長年アニメ化が見送られていた経緯があります。
だから、「ドラえもんだらけ」以上にわかりづらい「ガラパ星」のアニメ化にあたって、アニメスタッフは思い切って筋を単純にして、その代わりに大晦日の学校やガラパ星でのアクションシーンで見せ場を作ろうと考えたのでしょう。
これはこれで特番の中編としてはそれなりに見応えがありますし、アニメドラで本編に大晦日を扱った話は珍しいので、その点ではユニークなのですが、一度は原作に忠実な「ガラパ星」も観てみたい所です。わかりにくい部分をどうわかりやすく見せるか、もアニメスタッフの腕の見せ所でしょう。だから、わさドラでいつか観られる事を期待します。