スネ夫のパパも、ジャイアンの父ちゃんも、出番そのものが少ないので、どうしても他のキャラクターに比べると、印象は薄くなってしまいますね。
それでも、スネ夫の自慢ネタくらいでしか登場しないスネ夫のパパに比べたら、ジャイアンの父ちゃんは「一生に一度は百点を…」でジャイアンを叱る場面が印象的ですし、他にも「ソノウソホント」の相撲対決や、「無事故でけがをした話」で交通事故に遭った(遭いそうになった)りと、出番が少ない割には印象に残る役どころが多いと思います。
しかし、残念なのはアニメ版でして、 Annabel Leeさんがお書きの通り、「一生に一度は百点を…」では、大山ドラのリメイク版、わさドラ版と2回続けて母ちゃんに役を取られてしまっていますし、大山ドラで「ソノウソホント」をリメイクした「スーパーサラリーマン」でも、のび太のパパと対決するのはジャイアンの父ちゃんから「町内相撲の横綱」に変わっています。
わさドラでは、ジャイアンの父ちゃんの出番に期待していたのですが、今のところ望みは薄そうですね。
また、観る事自体が非常に困難ですが、日本テレビ版アニメ、いわゆる「旧ドラ」では、原作と違うキャラになってはいますが、ジャイアンの父ちゃんも含めてメインキャラの親は強烈な個性を発揮しています。原作で目立たなかったキャラにスポットをあてた点では、画期的だったと思います。