◆num さん:
>実際に小学館の当時の担当さんが出演しているので、一見すると信憑性が非常に高そうに見えるんですよね。
銀河満月さんも書かれていますが、おそらくは平山氏の記憶違いと思われる、明らかな間違いが見受けられましたし、藤本先生の心情を紹介するような場面があるのに、その裏付けとなるような資料は一切示されていなかったので、放送された当初から「驚きもものき20世紀」の、「さようなら、ドラえもん」関連のエピソードには疑問を持っていました。
逆に、昨年放映された特番「藤子・F・不二雄からの手紙」では、「ウメ星デンカ」の次のサンデーでの連載として「サラリーマンゴンスケ」の企画があり、藤本先生がそれに乗り気でなかった事が紹介されていましたが、実際に藤本先生が書かれた手紙に基づくエピソードですから、説得力がありました。
>昨今の「あるある」騒動を見るに、担当さんの出演部分は出演部分でとっておいて、他はあたかもドラマチックな展開になるように制作会社が構成台本を組み立てていたら・・・
>等と邪推してしまいました。
私は、まさにそう言う事だろうと思っています。
あの番組は、藤本先生が亡くなられてからあまり間がない時期で、しかも翌年春に映画「帰ってきたドラえもん」の上映があったのですから、それを見越しての演出だったのではないでしょうか。
「さようなら、ドラえもん」が、少なくとも雑誌掲載の時点では既に「最終回」ではなかったことは「つづく」の文字で明らかなのですが、それではどのような意図で描かれたのか。当初は本当に最終回のつもりで描いた可能性も考えられますが、学年誌複数連載のうち、一誌だけ最終回というのも不自然です。
「ドラえもんの最終回」は、多くの人が興味を持っている事柄でしょうから、本気で当時の関係者に証言を取って、どのような状況で「さようなら、ドラえもん」が描かれたのか、脚色のない真実を明らかにする番組を、ぜひ放送して欲しいものです。