のび太が家に帰るとドラえもんは、買ったばかりだという「乗り物アクセサリー」の飛行テストをしていた。乗り物アクセサリーは三つのパーツから成り、それぞれ体に付けると潜水艦、飛行機、戦車（のキャタピラ）と同じ機能を身につけることができるのだ。
のび太は「貸して」とドラえもんに頼むが、「子どものおもちゃじゃないんだぞ。」と断られてしまう。そこでのび太は「表をドラやきが通っていった」と言ってドラえもんをだまし、ドラえもんが外へ行っている間に乗り物アクセサリーを装着した。そして、「かっこいい！ これを使えば世界せいふくをたくらむ悪者とか怪獣を相手に戦えるぞ」と考え、電話であちこちに宣伝するのだった。
しかし、頼まれるのはおつかいや、ドロボー猫の追跡などろくな内容のものがなく、のび太は「怪獣相手じゃないともういやだ」と言い出した。そこにジャイアンが「きてくれ怪獣だっ」と叫んで走ってくるので、のび太は大喜び。だが、実際にはドブ川に買い物袋が沈んでいただけだった。「お使いのとちゅうでおとしたんだよ」と言うジャイアンに、「怪獣はうそだったのか」と怒るのび太。ジャイアンは「はまぐりを十こ買ってきたんだ。貝が十だから怪獣」と言って去って行くのだった。