例によってのび太を仲間はずれにして、ジャイアン・静香・スネ吉(大学生、スネ夫のいとこ)とキャンプに行くスネ夫。くやしがるのび太にドラえもんは「ぼくらも行こうよ。こっちも写真をとってあべこべに見せてやろう。」と言って、音が同時録音できる「サウンドバカチョン」というカメラを出した。
のび太とドラえもんは、どこでもドアを使ってスネ夫たちのいるキャンプ場に来た。二人は楽しみながらいろいろな写真を音付きで撮っていく。見ると、スネ夫が川で立ちションをしているので「あんなことしてら。」と、ついでに撮影した。
場面が変わって、スネ夫たちはごはんを食べている。スネ夫はなぜか、おいしそうな「たきたてのごはん」や「みそしる」を食べようとはせず、「かんづめだけでいいの。」と言っている。しかし皆は、それ以上は追及しなかった。
キャンプから帰ってきたのび太とスネ夫は写真の見せあいっこをするが、ジャイアンも静香も音の出るのび太の写真を面白がり、ズネ夫の写真は全然見てもらえない。そんな時、静香が例のスネ夫の立ちション写真を見て「何か言ってるわ。」と、スネ夫の独り言を聞いてしまう。スネ夫は「しまった! 川下でしずちゃんがお米をといでるぞ。でも、だまっていればわからないや。」と言っていたのだ。
静香とジャイアンにボコボコに殴られるスネ夫。それを見てのび太は、「あのカメラ、もってくればよかった。」とつぶやくのだった。