ドラちゃんのおへや

復元光線

 てんとう虫コミックス(以下「てんコミ」)で「ドラえもん」の単行本第1巻が発行されたのは1974年。それから、今日に至るまで「ドラえもん」は読まれ続け、何度も増刷が繰り返されてきました。1巻などは既に150刷を超えています。
 このように、四半世紀を超える長さにわたって読み継がれている「ドラえもん」。増刷を重ねるごとに、吹き出しの中のセリフは、さまざまな理由により多くの箇所で変更が行われています。当然、新刊書店で購入可能な最新版では変更後のセリフしか見ることが出来ません。そこで、この「復元光線」ではセリフの変更を可能な限り調べ、最新版のセリフを出版当時の状態に「復元」して、変更箇所を5つの理由に分けて表にまとめました。
 最新版との照合には私の手元にある古い版を用いました。11、13、16〜45巻が初版第1刷で、残りの巻が昭和50年代前半発行の増刷分です。増刷分の巻については、第1刷発行からあまり時間が経っていないとは言え、既にどこかが変更されている可能性はあります。初版をお持ちの方で、そのような箇所を発見されたら、ぜひ掲示板かメール(トップページ下をご覧下さい)でご教授下さい。
 また、その他にも、私が見落としている箇所がまだ存在する可能性は、十分に考えられます。事実、本コーナーを公開後、メールや掲示板でたくさんの情報を頂きました。特に、初期の巻の些細な変更などは、私にはまず見つけられなかったと思います。ですから、ここで紹介する以外にも、まだ変更がございましたら、ぜひ情報をお寄せ下さい。
 とにかく、このセリフ変更の多さが、そのまま「ドラえもん」という作品の歴史の長さを物語っていると言えましょう。変更する事で不自然になってしまった残念な例もありますし、時代の変化が及ぼした影響を読みとることも出来ます。今後、短編シリーズだけでなく大長編の調査や、初出誌との比較もやりたいと思っていますが、はたしていつになる事か…。まあ、調査は地道に続けていきますので、長い目で見てやって下さい。

「ドラえもん最強考察」について

-- 目 次 --

☆ Case1 ミスや誤植の訂正 ☆

☆ Case2 設定変更・統一 ☆

☆ Case3 時代の変化への対応 ☆

☆ Case4 自主規制 ☆

☆ Case5 その他の細かい変更など ☆

☆ Extra Case 絵を含む修正例 ☆

☆ Part2 てんコミとFFランドの比較 ☆